2007年05月01日
蕨風景 (蕨駅)
正岡子規の若き晩年、病床の壁に菅笠(すげがさ)が一つかけてあって、それは「明治24年暮れ、蕨駅のあたりにてにて買い求めて、忍、熊谷、川越、松山の吉見百穴をみて帰りたるむかしのなごり、。」とこの旅を終生の思い出にしていたそうです。 蕨の昔語りでは「この年は駅は開設されておらず、中仙道蕨宿ではないか。」と疑問を投げかけています。司馬遼太郎の「坂の上の雲」では鉄道にて旅行し蕨駅前で買ったことにしてあります。 蕨駅の開設は明治26年 (明治政府が出来てから26年後には蕨駅が出来たっていうのは驚きです。群馬の絹いとや国営の富岡製糸工場の輸出品のルートの確保のため) 心よき青葉の風や旅姿 (子規)
( この句は蕨とは関係ありません)
Posted by piaaroad at 15:18
│雑記帳