2007年12月25日

追悼 熊井啓監督

昨夜、ETV特「熊井啓 戦後日本の闇に挑む」を観る。                            「今年5月亡くなったんだな~。」
と感慨にふっけった。
熊井啓監督といえば、
「帝銀事件」(731部隊復員兵の関与)、
「下山事件」(国鉄の大量人員整理、GHQの圧力)など戦後の闇をテーマにした作品が多い。
「日本列島」戦中、大陸で暗躍した謀略機関(登戸研究所)と「偽ドル札事件」「GHQの治外法権」  「海と毒草」 (戦争中の九大医学部の米兵生体解剖事件)
「サンダカン八番娼館」 (貧困により犠牲を強いられる女性達)等 重い作品が多い。                       明るい映画といえば「黒部の太陽」(黒四ダムのずい道建設)くらいだ。                             
それでも骨格の太い映画に引き付けられた。        日本映画の巨匠の一人。                

Posted by piaaroad at 21:33雑記帳